都市型バルコニーの印象は床材で変わる!初心者でも手軽にできるタイルや人工芝DIY
都市型バルコニーの床を変えて、快適なプライベート空間を作りませんか
都市部のマンションにお住まいで、バルコニーの活用方法にお悩みではありませんか。特に、殺風景なコンクリートの床を見ていると、この空間をどうにかしたいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
バルコニーの雰囲気を一変させる最も効果的な方法の一つが、「床材を変えること」です。難しそうに聞こえるかもしれませんが、実は初心者でも手軽に、そして比較的低予算で実現できる方法がたくさんあります。床が変わるだけで、バルコニーは単なる物干しスペースから、リラックスできるもう一つの部屋へと生まれ変わります。
この記事では、手軽に設置できるバルコニー用床材の種類と、それぞれの特徴、そして簡単な設置方法について詳しく解説します。どのような床材を選べば良いか、何から始めれば良いか分からないという方も、ぜひ参考にしてみてください。
なぜバルコニーの床を変えるのがおすすめなのか
バルコニーの床を変えることには、様々なメリットがあります。
- 見た目の向上: 無機質なコンクリートから、温かみのあるウッドデッキ調や鮮やかな緑の人工芝に変わることで、空間全体の印象が劇的に向上します。
- 快適性の向上: 素足で歩けるようになるなど、バルコニーに出るのが億劫ではなくなり、気軽に外の空気を楽しむことができます。
- 手入れのしやすさ: 適切な床材を選べば、掃除が簡単になり、清潔な状態を保ちやすくなります。
- プライベート感の演出: おしゃれな床は、家具や植物との相性も良く、よりパーソナルで居心地の良い空間作りに貢献します。
特に狭いバルコニーでも、床材を変えるだけで空間の質が高まり、広く感じられる効果も期待できます。
初心者でも手軽にできる!おすすめのバルコニー用床材
特別な工具や技術がなくても設置できる、代表的な床材をいくつかご紹介します。
ウッドデッキ風タイル(ジョイントタイル)
最もポピュラーな選択肢の一つです。プラスチック製や木製(アカシア材など)があります。
- 特徴: 1枚ずつがジョイントで連結できるようになっており、パズルのように敷き詰めていくだけで設置できます。サイズは様々ですが、30cm×30cm程度のものが一般的です。
- メリット:
- 置いていくだけなので、DIY初心者でも簡単に設置できます。
- コンクリートの床に直接触れるのを避けられます。
- 排水のための隙間が考慮されているものが多く、水はけが良いです。
- 温かみのある雰囲気を演出できます。
- 価格帯目安: 1枚数百円〜千数百円程度。必要な枚数によって総額は変動します。ニトリやIKEA、ホームセンターなどで手軽に購入できます。
- 選び方のポイント: 耐久性、手入れのしやすさ(木製は定期的なメンテナンスが必要な場合も)、裏面の構造(水はけの良さ)、デザインなどを考慮して選びましょう。賃貸の場合は、取り外しが容易なものを選んでください。
人工芝
手軽に緑を取り入れたい場合に適しています。ロールタイプやジョイントタイプがあります。
- 特徴: ポリエチレンなどの合成樹脂で作られており、本物の芝生のような見た目と感触を再現しています。
- メリット:
- 枯れる心配がなく、水やりや芝刈りが不要です。
- 一年中緑を楽しむことができます。
- クッション性があり、寝転がってリラックスするのにも適しています。
- ロールタイプは広い面積に一気に敷くのに便利です。
- 価格帯目安: ロールタイプは1m幅で数千円〜1万円程度、ジョイントタイプはタイルと同様に1枚数百円程度です。100円ショップでも小さなサイズのものが販売されています。
- 選び方のポイント: 芝の密度や長さによって見た目や耐久性が異なります。水はけが良いように、裏面に水抜き穴があるものを選びましょう。防炎加工されているものを選ぶと安心です。
ジョイントマット・シート類
さらに手軽に、一時的に雰囲気を変えたい場合や、特定の目的(子供の遊び場など)で使用する場合に適しています。
- 特徴: EVA樹脂などの柔らかい素材で作られたマットや、ビニール製のシートなどがあります。
- メリット:
- 非常に軽量で扱いやすく、簡単に敷いたり撤去したりできます。
- クッション性があります。
- 比較的安価です。
- 価格帯目安: 1枚数百円〜数千円程度。100円ショップでも手に入ります。
- 選び方のポイント: 屋外使用可能な耐久性があるか確認しましょう。デザインやカラーバリエーションも豊富です。
バルコニー床材DIYの簡単なステップ
手軽なウッドデッキ風タイルや人工芝(ジョイントタイプ)を設置する基本的な手順です。
- バルコニーの掃除: まずは床のゴミやホコリを綺麗に掃き掃除し、必要であれば水洗いして汚れを落とします。床が乾いた状態で作業を始めましょう。
- 採寸と計画: バルコニーのサイズを測り、必要な床材の枚数を計算します。端の部分で床材をカットする必要があるかどうかも確認します。複雑な形状の場合は、簡単な図面を書いて配置をシミュレーションすると良いでしょう。
- 床材の設置: バルコニーの端(壁際など基準となる場所)から、床材を順番に置いていきます。ジョイントが付いている場合は、パズルのようにはめ込んで連結していきます。端まで敷き詰めたら、必要に応じてカッターやノコギリでカットします。プラスチック製や柔らかい素材であればカッターで比較的簡単に切れますが、木製の場合は専用の工具が必要になることがあります。賃貸物件の場合、壁に傷をつけないように注意してください。
- 端の処理: 必要に応じて、端を綺麗に見せるための専用の部材(エッジパーツなど)を取り付けます。必須ではありませんが、より完成度が高まります。
特別なスキルはほとんど必要ありません。週末の数時間で作業を終えることも十分に可能です。
設置後の手入れと注意点
バルコニーの床材を長く快適に使うためには、いくつか注意しておきたい点があります。
- 排水の確保: 集合住宅のバルコニーには排水溝があります。床材を敷く際や設置後は、排水溝を塞がないように十分注意してください。水はけが悪くなると、階下への漏水などのトラブルに繋がる可能性があります。定期的に床材を一部外して、排水溝周りを掃除することをおすすめします。
- 定期的な掃除: 床材の上にもホコリや落ち葉がたまります。ほうきで掃いたり、掃除機(屋外用など)を使用したりして定期的に掃除を行いましょう。床材の下にも汚れがたまることがあるため、年に数回は床材を上げて全体の掃除をすると清潔さを保てます。
- 劣化の確認: 屋外で使用するため、紫外線や雨風による劣化は避けられません。定期的に床材の状態を確認し、破損している部分があれば交換してください。
- 集合住宅の規約確認: バルコニーの利用については、マンションやアパートの管理規約で定められている場合があります。大規模な工事はもちろん、床材の設置についても禁止されていないか、事前に規約を確認するか管理会社に問い合わせることを推奨します。特に、避難経路になっている部分には物を置いたり、床材を敷いたりすることはできません。
- 落下物対策: 設置する際に使用した工具や、設置した床材自体が落下しないように注意してください。特に強風時には物が飛ばされないよう対策が必要です。
これらの点に注意しながら、手軽にバルコニーを素敵な空間に変えてみてください。
まとめ
バルコニーの床を変えるDIYは、都市型バルコニーを快適なプライベート空間にするための、比較的簡単で効果的な第一歩です。ウッドデッキ風タイルや人工芝など、初心者でも手軽に扱える床材を選べば、見違えるほど魅力的な空間を作り出すことができます。
ご紹介したステップや注意点を参考に、ぜひあなたのバルコニーも居心地の良いリラックススペースに変身させてみてください。床が変わることで、バルコニーで過ごす時間がもっと豊かになるはずです。